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オリンピックとLGBT

東京オリンピックが閉幕しました。

今回のオリンピックは、「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」が基本コンセプトとして掲げられました。その中でも特に注目されたのが、「多様性と調和」です。


今回自身がLGBTである事を公表したアスリートは180名を超えています。前回のリオデジャネイロオリンピックでは、50名程度ですので、3倍を上回っています。社会的認知が広まったことやSNSの普及などが背景にあると言われていますが、今後もこの流れは広まっていきそうです。


一方、議論を呼んだ出来事もありました。

ニュージーランドの女子重量挙げのローレル・ハッバード選手は、初めてトランスジェンダーを公表する選手として競技に参加しました。

男性・女性で区分されるスポーツにおいて、従来のカテゴリーに当てはまらない人をどのように処遇すると公平なのか、基準を巡って試行錯誤が続きそうです。

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